「なぜ、直接みようとしないのか?」…われわれが他者の研究においてしばしば感じる疑問です。われわれは、細胞深部にある蛍光分子の単分子可視化が十分可能であることを実証し、分子が働く姿を直接捕捉する努力を重ね、それを実現してきました。細胞の中では、多くの分子機構が想像されてきたよりもずっと速く細胞の構造や分子複合体を組換えながら、生命機能を支えていることがわかってきました。
細胞内分子可視化は今世紀に入ってはじまったアプローチです。分子可視化による直接観測がもたらす可能性を、研究を通じ発展させる人材の育成に努めています。 「分子を観て考えよう!」